成果を出すためのSEO戦術策定ガイド｜6つのステップで構築する順位獲得の道筋

SEO戦略の核となる「キーワードの選定」や「コンバージョンの設計」が完了したら、次に取り組むのが 「SEOの戦術策定」 です。
ここでのゴールは、目標順位を獲得するための具体的なアクションプランを作成し、実行フェーズに繋げることです。

この記事では、サイトのタイプを問わず多くのケースに共通する SEO戦術の6ステップ を図解付きで丁寧に解説します。

1. SEO戦術の6ステップとは？

SEO戦術は以下の流れに沿って構築します。

ページを作る
ページをディスカバーさせる
ページをクロールさせる
ページをインデックスさせる
PLPを一致させる
目標順位に到達させる

この6ステップを正しく踏むことで、初めて検索結果に表示され、狙ったコンバージョンが実現されるのです。

2. Step 1：ページを作る

まずは、対策キーワードに対してページが存在するかを確認しましょう。存在しなければ、検索意図に即したページを新たに作成する必要があります。

● 作成時の注意点

タイトルタグにキーワードを含める
H1や見出しにも適切にキーワードを入れる
検索意図に100％応えるコンテンツにする

3. Step 2：ページをディスカバーさせる

ページを作成しただけでは、検索エンジンに見つけてもらえません。「Googlebotに発見させる」＝ディスカバー が必要です。

● ディスカバーの手段

方法	内容
内部リンク経由	他ページからリンクをつなぐ（孤立ページを避ける）
sitemap.xml	サイトマップにURLを追加しSearch Consoleで送信
URL登録リクエスト	Google Search Consoleから手動で登録申請する

Search ConsoleのURL検査でディスカバー状況は確認可能です。

4. Step 3：ページをクロールさせる

ディスカバーされたページがすべてクロールされるとは限りません。
クロールされなければ、インデックスもされません。

● クロールされない主な理由

クロールパジェット（サイトに割り当てられたクロール量）が足りない
クロールの優先度が低い（リンクが少ない・情報が少ない）

● 対策例

表示速度やサーバー応答の改善
不要ページのnoindexや削除
内部リンク強化（関連性の高いページからリンクを貼る）
titleタグや構造化データで情報を明確に

5. Step 4：ページをインデックスさせる

クロールされたページが、必ずインデックスされるわけでもありません。

● インデックスされない理由

タイプ	内容
検索需要がない	ニッチすぎて誰も検索していないキーワード
低品質ページ	情報が薄い・重複している・独自性がない

Search Console > カバレッジレポートで、インデックス未登録ページを可視化し、改善対象を明確にしましょう。

● 対策例

タイトルや構成の見直しで検索意図に合うよう微調整
情報量や独自性を高める（画像・体験談・事例など）
検索トラフィックが不要ならnoindexを検討

6. Step 5：PLP（Preferred Landing Page）を一致させる

PLPとは、検索キーワードに対して検索結果に表示させたいページのことです。

● PLPの不一致が起こると？

想定していないページが検索結果に表示される
検索意図とのズレが発生し、コンバージョン率が低下

● 主な原因と対策

原因	対策
検索意図に合っていない	コンテンツのリライトやタイトル修正
他のページの方が検索エンジンから高評価を得ている	内部リンクを整理し、PLPの評価を相対的に高める

PLP一致率をKPIとして設定すると、施策効果を数値で追いやすくなります。

7. Step 6：目標順位に到達させる

PLPが一致し、インデックスされたページは、ようやく「検索順位獲得」にチャレンジできる状態です。

ここでの基本施策は、これまで解説した次の3本柱を徹底的に強化することです。

Needs Met（検索意図への適合性）
Page Quality（E-E-A-Tを意識した信頼性あるコンテンツ）
ユーザビリティ（表示速度、視認性、モバイル対応）

まとめ：戦術はSEO成果の“設計図”

SEO戦術とは、単なる「順位を上げる」ためのテクニックではなく、ユーザーと検索エンジンが求める体験を提供する設計図です。

ページ制作から始まり、
技術的なクロール・インデックス対応、
検索意図との一致（PLP）、
コンテンツ・構造・体験の最適化

この一連のステップを体系的に行うことで、戦略で定めた目的（売上や認知など）に最短で到達できるようになります。

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